大阪オフ会
Photographed by Kinzoh and his friends came from Gunma,Osaka,and Chiba




四天王寺
平成30年5月19日
SHITENNOU-JI TEMPLE
May19, 2018




 
聖徳太子創建の古寺で
日本で最初の国立の寺院であるが、わからないことも多い。
四天王とはインド神話の神々である。
東を守護する持国天(じこくてん)、南を守護する増長天(ぞうちょうてん)
西を守護する広目天(こうもくてん)、北を守護し、独尊で祀られる場合、
毘沙門天(びしゃもんてん)と呼ばれる多聞天(たもんてん)のことである。
四天王は そもそも帝釈天に仕える仏神であり、簡単に言えば「脇役」であるが、
寺院の本尊として祀られているのは不自然ではある。
また、寺院入り口には鳥居もある。
四天王寺には、今までに何度も来たことはあるが、
知人が行ってみたいというので、やってきたが、新しい発見もあった。



 
四天王寺の西側にある石の鳥居、石鳥居とも西門ともいわれる。


浄土信仰では西大門(西門と中心伽藍にある大きな門)から
極楽浄土につながると考えられている。
つまりこの門の外は極楽浄土だということになる。
鳥居は結界とするための施設なのでお寺にあっても不思議ではないようだ。
四天王寺の鳥居は鎌倉時代の「一遍聖絵」にも描かれている。
絵を見ると朱塗りの木造だったようだが、
1294年(永仁2年)に忍性(にんしょう)というお坊さんが石造鳥居を建立した。
鳥居には額がかかげられ、「釈迦如来 転法輪処 当極楽土 東門中心」と書かれている。
この石の鳥居は日本三鳥居の一つとされ重要文化財に指定されている。


石の鳥居をくぐると左手に四天王子中等学校がある。 
なかなかの進学校(私立)であるが、
石川佳純をはじめ多くのオリンピック選手を輩出している。
また、金井克子、秋野暢子、高畑充希などの芸能人もいる。






















何だろうと思ったら、


野沢菜だ。

 
今から250年ほど前、江戸時代の宝暦6年。
長野県の健命寺というお寺の八代目住職が京都に遊学していた時に、
お土産に天王寺かぶらの種を自坊に持ち帰り、畑に蒔いたそうだが、
蕪は小さく、葉や茎の大きな不思議な「蕪菜」に成長したそうだ。
西国育ちの蕪が、気候や風土の違いにより「野沢菜」と なって誕生したということらしい。
そのルーツを後世に伝えるために、
平成28年に野沢温泉が「野沢菜伝来の記念碑」を建立・寄贈したらしい。








   

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